「ねぇねぇ、どう? 似合ってる?
セレブみたい?」
無邪気にはしゃいで跳ねる妖精から、
何度目かの質問を受けた。
似合ってるよ。
そう返すのも、何度目だろう。
「えへへ~、だよねだよねっ♪
この勝負服【ドレス】で~、
ドバイに行って~。
豪華客船貸し切っちゃおうよ!
海の上でみんなで踊って歌って、
ごちそうも食べて~。
んでんで、夕日が沈むのを見ながら、
未来のこと語り合っちゃったりして~……
きゃ~~♡」
「もう、ヴィブロスたちったら。
さっきからずっとそのやりとりじゃない?」
「だってお姉ちゃん!
何回聞いてもうれしいんだもんっ!」
身をかがめた彼女の瞳が、くりりと光った。
「あの日のお姉ちゃんに、ず~っと憧れて!
やっと手に入れた勝負服だよ?
とびっきりセレブで、
とびっきりの夢を詰め込んだ……
とっておきの、
勝負服【ウェディングドレス】!」
「……!」
「それが似合ってるって……
サイコーにうれしいじゃんっ!」
次の瞬間、青い空に純白の勝負服が
ふわりと広がる。
ドレスにちりばめられたパールが
陽の光を反射して、とびきりの笑顔を
照らし出す。
そんな笑顔で、上目遣いで。
「ねっ、ねっ!
もう1回言ってよ! さん、はいっ♡」
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【ヴィブロス】
4月9日生まれ
身長:156cm
体重:低め安定
B/W/H:81/51/86
CV:伊藤彩沙
【出典】
ウマ娘 プリティーダービー
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