ヴィブロスが駆けだす。
記者たちはもっと話を聞きたいと思ったが、
彼女がこの場でじっとしていないのも
当然だとすぐに気づき、苦笑した。
疲労でいっぱいのはずの足取りが軽い理由、
それが彼女の視線の先に見えたからだ。
「ねえねえお姉ちゃ~~~んっ!
ゴールするとこ見てたよねっ!?
1着だよ1着!
私、ほんとに勝ったんだよっ!」
真っすぐ自分目がけて駆け寄ってくる
無邪気な妹を、ヴィルシーナは
万感の想いで出迎える。
「ヴィブロス……ありがとう……!
本当に、本当にすごい末脚だったわ。
私が届かなかった7cm……
あの先にあった景色を、
今日、私に見せてくれたんだもの」
「えへへ~、もっと褒めて褒めて~~~♪」
「……最近まで甘えん坊で、
かわいらしい妹だと思っていたのに、
いつの間にかこんなに強くなっていたのね」
「勝負根性で有名なお姉ちゃんの妹だもん!
勝つって決めたら絶対勝つよ!
あ、でも強くなってもかわいい妹の部分は
変わらないんだからねっ♡」
「ふふふっ、そうね。
強くてかわいいヴィブロスの活躍……
私ももっと見てみたいわ」
「うん!
私、これからもたくさん勝つよ!
おっきなレースでも、
強い相手ばっかりでも!
そしたらお姉ちゃん、
もっともーっと褒めてよねっ♪
ね、ね、約束♡」
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【ヴィブロス】
4月9日生まれ
身長:156cm
体重:低め安定
B/W/H:81/51/86
CV:伊藤彩沙
【出典】
ウマ娘 プリティーダービー
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