クリスマスも間近の、ある日のこと――
「う~ん、これだけ品揃えがあると、
どれにしようか迷ってしまいますね~」
「たしかに……ライアンならどんなものでも
喜んでくれそうだけど……どうせなら、
もらって本当に嬉しいものがいいよね」
「でしたら、蹄鉄などいかがでしょうか~?
昔、ライアンお姉さまが、わたくしの
蹄鉄選びに、のんびり付き合って
くださったことがございまして~」
「なので、今度はわたくしが。
ライアンお姉さまの蹄鉄を、
じっくり選んで差し上げたいのです」
「そっか。ブライトが決めるまで、待ってて
くれたんだ……ふふ、ライアンらしいな」
「……アタシも小さい頃、雷の夜に、
手を握っててもらったことがあってね。
ライアン、夜ふかしキライなのに、アタシの
ために、ひと晩中起きててくれてさ……
ああいうとこ、敵わないなぁって思うんだ」
「なにをあげたら、恩返しになるのかな……
快眠グッズとか? でもライアン、
寝つきはいい方だと思うし――」
『閉店30分前になりました。お客様の
またのご来店を、心待ちにしております』
「え、もうそんな時間!?
……えっと、どうしよう……
思ってた以上に決められない……」
「それでいいんですのよ、ドーベル。
感謝を伝えるには、時間も使わなくては。
でないと、このありがとうの気持ちを
伝えきることはできませんわ~」
「……ふふ。ブライトの言う通りかも。
じゃあまた明日、いろいろ見て回ろっか」
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【メジロライアン】
4月11日生まれ
身長:163cm
体重:微増(筋トレ効果)
B/W/H:87/57/86
学年:高等部
所属寮:美浦寮
CV:土師亜文
【出典】
ウマ娘 プリティーダービー
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