今夜は『メジロ・クリスマス・ナイト』……
あたしを含めたメジロのウマ娘が、
メジロを応援してくれるみんなに用意した、
特別な夜――
「め、『メジロ・クリスマス・ナイト』へ
ようこそ! 受け付けはこちらです!」
「え……アタシと写真、ですか……!?
……は、はい、わかりました……
…………に、にこっ」
だから、人前が苦手なはずのドーベルも、
たくさんの勇気を振り絞って、
来賓の方々の対応をしてくれていた。
「うん、すごいよドーベル……
頬筋はまだちょっと固いけど、
丁寧な受け答えができてる!」
ドーベルをこっそり見守り始めた当初は、
あの子が大変な思いをしていないか、
心配してしまったけど……
これなら、あたしが持ち場を離れる必要は
なかったのかもしれないな……。
「素敵な夜ねえ……メジロ家から、今年は
こんなプレゼントが頂けるなんて……」
「……いいクリスマスになるよう、
みんなで精一杯、準備してきました。
ちょっとでも、楽しい思い出にして
いただけたら、嬉しいです」
初対面の貴婦人にも物怖じせず、
ドーベルは自身の言葉で想いを語る。
……いつの間にか、あたしの大頬骨筋が
ふっと緩んでしまっていた。
そうだ。ドーベルはそうだった。
あの子は、誰かのために、
みんなのためにを想った時にこそ――
一歩踏み出す勇気を出せる、
優しい子だから。
「……頑張ってね、ドーベル!」
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【メジロドーベル】
5月6日生まれ
身長:157cm
体重:増減なし
B/W/H:83/57/81
学年:高等部
所属寮:美浦寮
CV:久保田ひかり
【出典】
ウマ娘 プリティーダービー
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